CSSの基本(13)−上下左右の枠線を個別に指定する
前回の講座では、CSSで枠線を指定する方法を紹介しました。今週は、その応用編として上下左右の枠線を個別に指定する方法を紹介します。枠線の個別指定は、単なる枠線の描画だけでなく、ホームページのデザインとして活用することも可能です。いろいろと工夫してみてください。

→ 上下左右の枠線を個別に指定する
 
「border」プロパティは、上下左右に同じ「太さ」「色」「線種」の枠線を指定するプロパティです。一方、CSSには上下左右の枠線を個別に指定できるプロパティも用意されています。たとえば上の枠線だけを指定する場合は「border-top」プロパティを利用します。値の記述方法は「border」プロパティと同じで、「太さ」「色」「線種」を半角スペースで区切って指定します。同様に、下、左、右の枠線は、以下のプロパティで指定します。

・上の枠線 border-top
・下の枠線 border-bottom
・左の枠線 border-left
・右の枠線 border-right

なお、以下のサンプルのように、「border」プロパティで枠線を指定したあと、「border-bottom」プロパティで下の枠線を指定し、下側だけ種類の異なる枠線を描画することも可能です。
<STYLE type="text/css">
  :
IMG.pola{
 border:8px #FFFFFF solid;
 border-bottom:50px #FFFFFF solid;
}
</STYLE>

<BODY>
  :
<IMG class="pola" src="photo1.jpg"><BR>
<BR><BR>
<IMG class="pola" src="photo2.jpg">
<IMG class="pola" src="photo3.jpg">
  :
サンプルページ


→ アンダーラインを枠線で作成する
 
前回の講座で紹介したように、枠線にはさまざまな「線種」を指定できます。この特徴を利用すると、二重線や点線のアンダーラインを描画することも可能となります。以下のサンプルは、SPANタグに下の枠線を指定し、点線のアンダーラインを実現したものです。このとき、「line-height」プロパティで行間を少し広くしておくと、文章が読みやすくなります。
<DIV style="line-height:2.0">会場には<SPAN style="border-bottom:2px #FF0000 dashed">駐車場が用意されていません</SPAN>。ご来場の際は、電車またはバスをご利用ください。なお、当日が雨天であった場合は、翌日以降に開催を順延します。大会の決行/順延は、<SPAN style="border-bottom:2px #FF0000 dashed">当日の朝7時頃にホームページにて発表</SPAN>します。 </DIV> サンプルページ


→ 見出し文字を枠線で装飾する
 
そのほか、枠線を個別に指定するCSSは、さまざまな場面で活用することが可能です。以下のサンプルは、見出しタグ(H2タグとH3タグ)にCSSを指定し、ページをデザインしたものです。最初にSTYLEタグ内で各見出しのデザインを指定しておけば、あとは普通にH2やH3タグを記述するだけで見た目にも美しいホームページを作成できます。
<STYLE type="text/css">
H2{
 color:#0066FF;
 text-align:center;
 border-bottom:5px #6699FF double;
}
H3{
 color:#6699FF;
 border-bottom:1px #0066FF dashed;
}
</STYLE>

<BODY>

<H2>○○町の気象日記</H2>
<BR>
<H3>9月25日</H3>
最高気温:23℃  最低気温:18℃<BR>
秋らしい過ごしやすい1日。天候は「はれ 時々 くもり」といった感じです。<BR>
  :
サンプルページ


yVoC[UNLIMIT1~] ECir|C Yahoo yV LINEf[^[z500~`I


z[y[W NWbgJ[h COiq O~yz COsI COze